買ったあとの6年間

ランドセルのお手入れ|雨・傷・型崩れ

やることは多くありません。ただし「やってはいけないこと」を知らないと、かえって傷めます。

ランドセルのお手入れは、思っているより簡単です。防水加工が進んだことで、日常的にやることはほとんどなくなりました。

ただし、やってはいけないことがあります。

!

先に結論

基本は「濡れたら拭いて、風通しのよい場所で自然乾燥」。ドライヤーや直射日光での急速乾燥はしないでください。素材を傷めます。

雨で濡れたとき

いちばん頻度の高い場面です。

  1. 1. 乾いた布で水分を拭き取る

    表面の水を先に取ります。

  2. 2. かぶせを開けた状態で置く

    内側が湿っている場合は、開けて空気を通します。

  3. 3. 風通しのよい場所で自然乾燥させる

    時間はかかりますが、これが最も安全です。

  4. 4. 完全に乾いてから中身を戻す

    湿ったまま教科書を入れると、紙が傷みます。

やってはいけないこと

  • ドライヤーで乾かす
  • 直射日光に当てる
  • ストーブやヒーターの前に置く

いずれも急速乾燥は素材を傷める原因になります。革は硬くなり、人工皮革は劣化が早まります。

あわせて読みたい 雨の日のランドセルカバーは必要? 最近のランドセルは防水加工が進んでいます。それでも雨カバーが役に立つ場面は残ります。 買ったあとの6年間 ・ 読了目安 5分

汚れたとき

固く絞った布で拭くのが基本です。

人工皮革は水に強いので、これでほぼ対応できます。本革でも、防水加工されたモデルなら同様です。

洗剤を使いたくなる汚れもありますが、革専用のもの以外は使わないでください。素材を傷めることがあります。落ちない汚れは、無理に落とそうとしないほうが結果的にきれいなままです。

本革の手入れは本当に必要か

「本革だからクリームを塗らないと」と思われがちですが、いまはそうとは限りません。

たとえば池田屋は全シリーズに「防水」を冠しており、防水牛革・防水コードバンというラインを持っています。工房系メーカーの解説でも、本革製でもメンテナンスフリーであることが多いとされています。

加工の程度はメーカーとモデルで違います。購入時に付いてくる説明書や公式サイトの案内を確認してください。指定されていない手入れは、しないほうが安全です。

あわせて読みたい ランドセルの素材比較|人工皮革・牛革・コードバン 素材で変わるのは、重さ・価格・手入れの手間の3つです。どれが優れているかではなく、どれを重視するかで決まります。 ランドセルの選び方 ・ 読了目安 8分

型崩れを防ぐ

実は、日々の手入れよりこちらのほうが6年後の状態に効きます。

中身を入れたまま床に置く習慣がつくと、底が変形します。毎日繰り返されるので、影響は蓄積します。

対策は単純です。ラックや棚に立てて置く。それだけで底の変形はかなり防げます。壁面のフックに掛ける方法でも構いません。

床置きは、型崩れのほかに次のリスクもあります。

  • 床との擦れで底面や角が傷む
  • 家族が誤って踏む
あわせて読みたい ランドセル置き場はリビングが正解? 「リビングが正解」ではありません。正解は、その家で子どもが実際にランドセルを下ろしている場所の近くです。 買ったあとの6年間 ・ 読了目安 6分

傷は直せるのか

使用に支障のない傷は、多くのメーカーで無償修理の対象外です。

たとえば土屋鞄は「使用に支障のない傷や落書き」を対象外と明記しており、セイバンも「使用上問題のないキズや汚れ」を対象外としています。

一方、使用に支障が出る破損(縫製のほつれ、金具の故障、ベルトの破損など)は保証の対象になることが多くあります。

6年間使えば必ずどこかは傷みます。どこまでが無償かを購入時に確認しておくと、いざというときに迷いません。

あわせて読みたい ランドセルの6年間保証を比較する どのメーカーも「6年間保証」と書いています。違うのは、何が無料で、何が有料で、修理中に代わりを貸してくれるかです。 ランドセルの選び方 ・ 読了目安 8分

6年間でやることをまとめると

頻度 やること
雨の日 拭いて自然乾燥
ときどき 固く絞った布で汚れを拭く
毎日 床に置かず、ラックや棚に戻す
壊れたとき 保証の窓口に連絡する

これだけです。手入れに手間をかけるより、置き方の習慣を作るほうが効果があります。

おすすめアイテムPR

お手入れ用品を探す

素材によって使える製品が違います。目立たない場所で試してから。

皮革用防水スプレー

雨対策の基本。目立たない場所で試してから全体に

価格・在庫は変動します。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

保証の対象外に関する記述は、土屋鞄およびセイバンの公式サイト(2027年度ご入学用)を2026年9月1日時点で確認したものです。防水加工に関する記述は池田屋の公式サイトおよびメーカー各社が公開している解説記事によります。手入れの方法は一般的な案内をもとに整理したもので、個別のモデルについては購入時の説明書および各社公式サイトの案内に従ってください。

よくある質問

ランドセルが雨で濡れたらどうすればいいですか?
乾いた布で水分を拭き取り、風通しのよい場所で自然乾燥させます。ドライヤーや直射日光での急速乾燥は素材を傷める原因になります。
本革は手入れが必要ですか?
現在は防水加工を施したモデルが多く、工房系メーカーではメンテナンスフリーをうたうものも珍しくありません。加工の程度はモデルによって違うため、購入時の説明をご確認ください。
型崩れを防ぐには?
中身を入れたまま床に置く習慣をやめることです。ラックや棚に立てて置くだけで、底の変形はかなり防げます。
傷がついたらどうすればいいですか?
使用に支障のない傷は、多くのメーカーで無償修理の対象外です。支障が出る破損であれば保証で対応できる場合があるので、購入時の保証条件を確認してください。

6年間、気持ちよく使うために

選び方の段階で確認しておくと差が出るポイントもあります。

選び方の基準を知る人気メーカーを比較する

本記事はランドセルメーカーの公式発表資料や公的機関の公開情報をもとに編集部が作成しました。価格・仕様・日程は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

※当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しており、商品・サービスへのリンクを通じて得られる収益で運営されています。