「まわりが動き始めていて焦る」「でも何から手をつければいいのか分からない」。ラン活でいちばん多いのは、この状態です。
結論から書きます。ラン活の山は、年中さんの冬から年長さんの初夏まで。この半年に、カタログ請求・展示会・購入がまとまって起きます。
先に結論
- 情報収集を始めるのは年中さんの秋ごろ
- カタログ請求は年中さんの冬(早いメーカーは夏から受付開始)
- 展示会は年長さんの春(3〜6月)
- 人気モデルの完売が出始めるのは年長さんの初夏
ラン活の年間スケジュール
年中さんの夏から、年長さんの夏までの1年間で動きます。下の流れは、複数のランドセルメーカーが公開しているスケジュール解説を突き合わせて整理したものです。
| 時期 | 起きること |
|---|---|
| 年中の8〜9月 | 早いメーカーでカタログ請求の受付が始まる |
| 年中の9〜11月 | ネット・SNS・口コミでの情報収集期 |
| 年中の12月〜1月 | カタログが順次届く。候補を絞り始める |
| 年中の2月 | 大手は2月上旬、工房系は2月中旬ごろから翌年度モデルの販売開始 |
| 年長の3〜6月 | 展示会・受注会のシーズン。GWがひとつの山 |
| 年長の5月以降 | 工房系・コードバン・限定カラーから売り切れが出始める |
| 年長の6〜7月 | 人気ブランドで完売が目立つ時期 |
| 年長の8月以降 | 大手の主力モデルは在庫が残ることが多い |
注意したいのは、このスケジュールは工房系と大手メーカーでかなり違うという点です。
工房系と大手で、締め切りが違う
工房系のブランドは職人が少量ずつ作るため、生産数に上限があります。カタログ自体が数量限定で、請求の受付開始から数か月で配布が終わるところもあります。人気の色や素材は、年長さんの春から初夏で消えます。
一方、セイバン・フィットちゃん・イオンといった大手メーカーの主力モデルは、量産できるぶん在庫に余裕があります。夏以降でも選べることが多く、店頭で実物を見てから決めるという進め方ができます。
つまり、急ぐ必要があるかどうかは「どの系統を狙うか」で決まります。工房系を第一候補にするなら年中の冬から、大手中心なら年長の春からでも間に合う、という考え方です。
あわせて読みたい 人気ランドセルメーカー比較|3系統で選ぶ メーカーは数十社あります。1社ずつ見ていくと決まらないので、まず3つの系統に分けます。系統が決まれば、候補は一気に絞れます。【2028年4月入学の方】今月やること
2026年8月現在、2028年4月に入学するお子さんは年中さんです。ちょうどスタートラインに立ったところです。
1. 気になるメーカーのカタログを請求する
早いメーカーでは、この時期からカタログ請求の受付が始まります。まずは系統の違う3〜5社を取り寄せて、価格帯と雰囲気の違いを見ておきます。
2. 予算の上限を家庭内で決める
ランドセル工業会の2026年調査では、平均購入金額は62,034円でした。祖父母から援助を受ける家庭も多いため、誰がどこまで出すのかを先に話しておくと、あとで揉めません。
3. 子どもの「好き」を一度聞いておく
同じ調査では、購入の決め手の1位は「子どもの好きな色」で52.5%でした。親が候補を絞る前に、本人の希望を聞いておくと後の調整が楽になります。
4. 年明けの展示会情報をチェックする
2月ごろから翌年度モデルの販売が始まり、3月以降に展示会が本格化します。行きたい会場は早めに予約枠を確認します。
【2027年4月入学の方】まだ間に合う選択肢
現在年長さんで、まだ決まっていない場合。焦る必要はありませんが、狙える範囲は絞られます。
- 大手メーカーの主力モデル … 夏以降も在庫が残っていることが多い
- 型落ちモデル・アウトレット … 前年度モデルが割引で出る。機能はほぼ同じ
- 店頭在庫 … 百貨店や大型モールの売り場に残っているもの
逆に難しいのは、工房系の人気色、コードバン素材、コラボモデルの限定カラーです。ここは年長の春で決着がついています。
この時期にやってはいけないこと
「もう残りものしかない」と思い込んで、実物を見ずにオンラインだけで決めてしまうこと。背負い心地は個人差が大きく、カタログの重量表記だけでは判断できません。在庫があるモデルでも、試着できる売り場は残っています。
なぜラン活は年々早まっているのか
「昔は夏休みに買った」という話を聞くと、今の時期感に違和感があるかもしれません。早期化の理由は、需要というより供給側の構造にあります。
工房系ブランドは受注生産に近い作り方をしているため、生産枠が埋まればそこで終わりです。早く動いた人から埋まっていく仕組みなので、「早く動かないと選べない」という体験が共有され、さらに早まる。この循環が続いています。
裏を返せば、大手メーカーを中心に考えるなら、この加速に付き合う必要はありません。周囲の焦りと、自分の家庭にとっての締め切りは、別のものとして考えて大丈夫です。
あわせて読みたい ランドセルの値段相場と予算の決め方 平均は62,034円。ただし「相場に合わせる」必要はありません。価格差が何についているのかが分かれば、自分の家庭の適正額は決められます。出遅れても大丈夫なケース、危ないケース
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 大手メーカーで、色にこだわりがない | 年長の夏以降でも問題なし |
| 大手メーカーだが、人気色を狙っている | 年長の春までに決めたい |
| 工房系を狙っている | 年中の冬にカタログ請求、年長の春に決定 |
| コードバン・限定カラーを狙っている | 年中の冬から動く。年長の春で締め切り |
自分がどこに当てはまるかが分かれば、必要以上に急がずに済みます。
時期ごとの関連記事
- ランドセルカタログ … カタログ請求の年度の見分け方
- ランドセルカタログの一括請求とは … 一括請求の使い方
- ランドセルはいつ買う?時期別のメリット … 時期別のメリット・デメリット
- 人気モデルが売り切れたときの対処法 … 狙っていたモデルが完売していたら
- 型落ちランドセルはいつ買える?注意点も … あえて遅く動く「型落ち狙い」
本文中の月別スケジュールは、ランドセルメーカー各社が公開しているコラム記事の内容を突き合わせて整理したものです。個別のメーカーの受付開始日・展示会日程は年度ごとに変わるため、必ず各社の公式サイトでご確認ください。
よくある質問
ラン活はいつから始めればいいですか?
年長の夏になってしまいました。もう手遅れですか?
展示会には必ず行かないといけませんか?
カタログは何社くらい取り寄せるものですか?
次に決めることは「どれを選ぶか」
時期の見通しが立ったら、比べる基準を決めます。
本記事はランドセルメーカーの公式発表資料や公的機関の公開情報をもとに編集部が作成しました。価格・仕様・日程は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。